xbasip: X-BASIC like package for micropython-x68k

xbasipパッケージ

musicモジュール

• m_init(mode=0)

  • FM音源を初期化します。
  • mode -- 初期化モード
    • 0 : トラックバッファの初期化
    • 1 : トラックバッファ、音色データの初期化

• m_alloc(trk, size)

  • トラックバッファを確保します。
  • trk -- トラック番号（1～80）
  • size -- バッファサイズ（バイト）
  • 全トラックバッファ内のデータはクリアされます。

• m_free(trk)

  • トラックバッファの空き容量を返します。
  • trk -- トラック番号（1～80）
  • 戻り値 -- 空き容量（バイト）

• m_assign(ch, trk)

  • チャネルにトラックバッファを割り当てます。
  • ch -- チャネル番号（1～25）
  • trk -- トラック番号（1～80）

• m_play(*ch_s)

  • 演奏を開始します。
  • *ch_s -- チャネル番号（1～25）。ただしzmusic2.x常駐時はトラック番号（1～80）を意味します
  • 任意個数の引数を与えられます。引数を省略するとすべてのチャネルの演奏を開始します。

• m_stop(*ch_s)

  • 演奏を停止します。
  • *ch_s -- チャネル番号（1～25）。ただしzmusic2.x常駐時はトラック番号（1～80）を意味します
  • 任意個数の引数を与えられます。引数を省略するとすべてのチャネルの演奏を停止します。

• m_cont(*ch_s)

  • 演奏を再開します。
  • *ch_s -- チャネル番号（1～25）。ただしzmusic2.x常駐時はトラック番号（1～80）を意味します
  • 任意個数の引数を与えられます。引数を省略するとすべてのチャネルの演奏を再開します。

• m_stat(ch=0)

  • 演奏状態を返します。
  • ch -- チャネル番号（1～25）
  • 戻り値
    • 0 : 停止中
    • 1 : 演奏中
  • 引数を省略した場合bit 0～bit 24にチャネル1～25の状態を返します。

• m_tempo(tempo)

  • テンポを設定します。
  • tempo -- 1分間に4分音符を演奏する回数（20～300）。初期状態は120

• m_trk(trk, mml)

  • MMLデータをトラックバッファに書き込みます。
  • trk -- トラック番号（1～80）
  • mml -- MMLデータ（bytearrayもしくはbytes）

• m_atoi(trk)

  • トラックバッファのアドレスを取得します。
  • trk -- トラック番号（1～80）
  • 戻り値 -- トラックバッファの先頭アドレス

• m_vset(vo, buf)

  • 音色データを設定します。
  • vo -- 音色番号（1～200）
  • buf -- 音色データ（bytesarrayもしくはbytes）。55バイト

• m_vget(vo, buf=None)

  • 音色データを取り出します。
  • vo -- 音色番号（1～200）
  • buf -- 取り出し用のデータバッファ（bytesarray）。55バイト。省略時は内部で確保して返します
  • 戻り値 -- 音色データ（bytearray）。55バイト

X68000メモ

musicモジュールを使用するには、opmdrv3.xもしくはzmusic2.xをシステムに組み込んでおく必要があります。ただし、opmdrv3.xとzmusic2.xにはいくつかの仕様の違いがあり、本ライブラリをする場合の動作にも差異が生じることがあります。例えば、opmdrv3.xでのm_play()はX-BASIC同様にチャネルを指定して演奏しますが、zmusic2.xはトラックを指定して演奏します。多くの場合チャネルとトラックは１対１の関係で使われますが、そうではない場合に動作が異なります。m_stop()、m_cont()も同様です。また、opmdrv3.xでは音色番号1～68に対し下記のプリセットデータが組み込まれていますが、zmusic2.xには組み込まれていません。

ガキ括弧内の数字はその音色で推奨のオクターブ。